【Web集客】おさえておきたいオウンドメディア運用の心構え

2022年2月8日マーケティング,マーケティング

オウンドメディアとはもともと自社からユーザーに向けて発信するメディアのことで、広報誌やパンフレット、コーポレートサイトなどの自社で所有するメディアを指す言葉でした。
近年ブログサイトやSNSの流行で、企業がユーザーと直接コミュニケーションをとる機会が増えてきたことにより、広報誌やパンフレット等の企業が一方的に発信するメディアではなく、インターネットを介して「直接ユーザーとのコミュニケーションを行える」メディアとして、オウンドメディア(Webメディア)に対するニーズが高まっています。

企業とユーザーの直接的な接触によってファン(顧客)を増やすことがオウンドメディアの目的ですか、自社でコンテンツを投入して効果的に運用していくのは簡単なことではありません。
今回はオウンドメディアを運用していく上でのチョットした心構えやコツなどをご紹介いたします。

1.ゴールと目標値を設定しましょう

オウンドメディアとは単なる情報ポータルサイトではありません。
ユーザーに有益なコンテンツを発信し、自社に対するポジティブな印象を与え、ユーザーを顧客化することが目的です。
洋服を買う時店員さんが良く話しかけてきませんか?
嫌がる方もいらっしゃると思いますが、その店員さんに共感しファン(顧客)として何度も店舗に訪れるようになる方もいらっしゃいます。
この店員さんと消費者のコミュニケーションの一連の流れをWeb上で行うのがオウンドメディアの役割であり、「顧客化こそがゴール」ということを最初に意識して起きましょう。

メディア立ち上げ段階ではPVを意識した運用も大切ですが、PVがゴールではありません。
PVとはKPI(重要業績評価指標)の一つであり、「お問い合わせ」や「商品購入率」「いいね!の数」など複数のKPIを設定すれば、PVは集まっていなくても「商品購入率」が高かったり、「お問い合わせ」に繋がっていれば、コンテンツとして優れていることがわかります。
そしてなにより「なんのタメにメディアを運用しているか」を忘れないでください。

2.メディア立ち上げ初期

では、実際に「ゴール」を設定してメディアを立ち上げたとします。
立ち上げたばかりでまだコンテンツもあまりない状態ですね。

PVはどうですか?想定していた流入経路からのアクセスはありますか?
もし想定と違い、なかなかPVが集まらないようであれば一度ここで方向転換を行うことも必要です。
先ほどPVは「KPIの一つでしかない!」と述べましたが、初期の段階に限ってはとても大事な数値となります。
ユーザーが集まれなければ効果測定もできませんからね。
ではどういった方向転換が考えられるでしょう?
もし「優良コンテンツ」を少数投入するやり方でうまくいかないのなら、一度方向転換し、アウトソーシングに頼った「安価なコンテンツ」を量産することも考えてみてください。
このような方向転換が成功につながる場合もあるのです。
PVが思ったように上がらなくても諦めず、常に改善を続けていくことが成功への一番の近道です。

3.SEOについて

メディア運営に欠かせないのがSEO対策です。
SNSからの流入は「口コミ」などの影響も考慮せねばならず予測が難しいですが検索エンジンからの流入はキーワードの検索ボリュームからある程度予測可能です。
KPIにもよりますが、キーワードの検索ボリュームと競合性から、上位表示しやすく尚且つ実際にターゲットとなるユーザーが検索しそうなワードを意識しましょう。
例えばSEOサービスのオウンドメディアでKPIを達成する場合、キーワードとして「SEO対策」と「SEO 上位表示」があったとします。
検索ボリュームは「SEO対策」のほうが圧倒的に多いのですが、「SEO 上位表示」は競合性が低く、CVR(コンバージョンレート)も良さそうですね。
このように検索ボリューム・競合性・ターゲットを意識したSEO対策を行うことでKPIも達成しやすくなります。

4.コンテンツは自社で

先ほど述べた「アウトソーシングに頼った安価なコンテンツを量産する」
実際この方法である程度はPVが集まるのですが、おそらくどこかで成長が頭打ちになってしまいます。
こういった局面ではまた方向転換を求められます。
つまり「安価なコンテンツを大量投入」するのではなく「優良なコンテンツを継続的に投入」という方向転換です。
この段階までに自社で優良なコンテンツ(記事)を作れる人材を育成しておけば、エンドユーザーにさらに質の高い情報をとどけることができるようになり、自社のブランド力をさらに高めることでしょう。